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小児科

このページは静岡市静岡医師会の所属医師が提供する情報です。
一般的な情報ですので、各個人でお知りになりたい詳しい情報などは、かかりつけ医にご相談ください。

こんなときどうしたらいいの?

熱が出たときは   ・風邪をひいたと思ったら
下痢の時の食事   ・嘔吐の時の食事
薬の飲ませ方     ・解熱剤の使い方
病気の時のお風呂

感染症について

インフルエンザ    ・嘔吐下痢症
おたふく風邪     ・蟯虫症
クループ        ・手足口病
突発性発疹      ・はしか(麻疹)
反復性耳下腺炎   ・百日咳
風疹            ・プール熱(咽頭結膜熱)
ヘルパンギーナ    ・みずぼうそう(水痘)
溶連菌感染症     ・りんご病
無菌性髄膜炎
●熱が出たときは
熱が出るということは、病気で身体がまいっているということです。暖かくして、身体を休めましょう。
衣 類:普段より1枚多くして、暖かく。汗をかくようなら、1枚減らす。
お風呂:38度を越えるときはやめる。
解熱剤:熱でぐったりするようなら、使っても良いでしょう。
●風邪をひいたと思ったら
まずは、身体を休めましょう。充分な睡眠をとることがとても大切です。家でのんびり、ごろごろしていましょう。
高い熱が続いたり、咳がひどかったりするときは、医師の診察を受けた方がよいでしょう。
●下痢の時の食事
下痢をすると、食欲がなくなります。これは、自己防衛反応です。 つまり、下痢というのは腸が病気でまいっているのですから、腸を休ませてやる必要があるのです。 つまり、食事を控える必要があるのです。栄養分の多いものは、腸に負担がかかります。 栄養価の少ないもので過ごしましょう。
避けた方がよい食べ物を以下に示します。
 - 油、脂肪分を含むもの(シチュー、ラーメン、バターなど)
 - 卵製品(プリン、カステラ、卵焼きなど)
 - 乳製品(ヨーグルト、乳酸菌飲料、牛乳、ミルクなど)
 - 果汁、くだもの(リンゴジュース、オレンジジュースなど)
●嘔吐の時の食事
嘔吐を繰り返すときには、次のことに気をつけましょう!
1. 嘔吐のあと、2時間は飲んだり食べたりさせない。
2. 2時間以上嘔吐がなければ、水分を少し飲ませてみる。
 <飲んでよいもの>
 水・麦茶・お茶・イオン飲料
 <飲ませ方>
 ・一回量を少なめに!
 乳幼児 30〜40ml/小学生 40〜70ml/中学生以上 50〜100ml
 ・30分〜1時間くらい間隔をあけ、
 吐かないようなら2〜3回繰り返してみる。
3. 水分をとっても吐かなければ、欲しがれば少し食べさせてみる。
 <食べてよいもの>
 ・炭水化物(ご飯・お粥・うどん)
 <食べないほうがよいもの>
 ・油、脂肪分を含んだもの(シチュー、ラーメン、バター、チーズなど)
 ・卵製品(プリン、カステラ、卵焼きなど)
 ・乳製品(ヨーグルト、乳酸菌飲料、牛乳、ミルクなど)
 ・果汁(リンゴジュース、オレンジジュース、果物など)
4. これで吐かなければ、食べる量や種類を徐々に増やしてゆく。
(注意:嘔吐が頻回で、水分が取れない状態が長く続くと「脱水症状」を起こします。そのようなときは点滴が必要です。)
●薬の飲ませ方
<乳児の場合>
水ぐすりはそのまま、粉ぐすりは少量の湯ざましで、だんご状にして上あごにこすりつけ、その後、水、湯ざまし、ミルクなどを与えます。溶かすときは、ひとくちで飲める量にします。
一回分のミルクに混ぜると、全部飲まなかったりミルク嫌いになったりしますので、少量のミルクに溶かして薬を与え、それからおいしいミルクを与えます。
<幼児の場合>
水ぐすりも粉ぐすりもなるべく他のものに溶かさないで、そのまま与えるようにしましょう。あとが楽になりますよ。薬を嫌がるときには、本人が納得すれば何に混ぜてもかまいません。ヨーグルト、アイスクリームなどがお勧めです。
薬によっては、溶かすとにがくなるものもあるので注意しましょう。

・食前それとも食後?
基本的にはどちらでもかまいません。ただ、食後は満腹で飲まなかったり、食べたものと一緒に吐いてしまうこともあるので、食前の方がよいかもしれません。

・「1日3回」は、いつがよいの?
食事にとらわれず、起きている時間の3等分を目安にして下さい。例えば、午前8時、午後2時、午後8時などです。
幼稚園などで昼に飲めないときには、「朝」「幼稚園から帰ってすぐ」「寝る前」の3回でも良いでしょう。
●解熱剤の使い方
<乳児の場合>
・熱で頭が悪くなる?
昔から「熱が続くと脳がやられる」などと言いますが、迷信です。40℃くらいの熱があっても脳はやられませんから安心して下さい。「脳がやられる」のは、脳炎や髄膜炎など脳にウイルスや細菌が侵入する特殊な病気の場合です。

・熱は善玉?悪玉?
「熱がある方が免疫力が強くなる」と、いわれることがあります。最近、発熱時の方が体の中で、細菌やウイルスをやっつける物質がたくさんでることがわかってきました。ですから、やたらに熱を下げるのは考え物です。熱がでるのにも理由があるのです。ただ、あまり高熱が続くと全身が衰弱し、食物や水分も取れなくなってしまいます。このようなときには解熱剤を使って一時的に熱を下げ、栄養をとることも必要でしょう。

・どんなときに解熱剤を使うか?
38℃以上で、本人がつらそうなときには使っても良いでしょう。高熱でも、元気そうなとき、あるいは寝ているときには使う必要はないと思います。
解熱剤を一度使ったら、6時間以上は間隔をあけましょう。熱が下がらないからといって、すぐに追加するのは避けて下さい。

・飲みぐすりか、坐薬か?
効き目はどちらも同じです。形が違うだけで、薬の内容は同じだからです。吐く子には坐薬を、下痢の時や坐薬が嫌いな子には飲みぐすりを使えばよいでしょう。坐薬と飲みぐすりを同時に使ってはいけません。
●病気の時のお風呂
元気がないとき、38℃以上の熱があるときはやめましょう。 37℃台の熱があっても、元気が良ければ、お風呂に入れていけないことはありません。 咳や鼻水がでていても、元気で熱もなければお風呂に入れてかまいません。
●インフルエンザ
<どんな病気ですか?>
インフルエンザには、A型、B型、C型の3つのタイプがあります。その年により流行は異なりますが、 主にA香港型、Aソ連型、B型のどれかが流行します。症状はどの型もほとんど同じです。 家中みんながかかることが多く、ふだん風邪をひかない大人でも高熱が出ます。

<症状>
普通の風邪に比べて症状がひどくなります。
高熱・・さむけと高熱、3〜5(〜7)日
苦痛・・全身がだるい、食欲がない
痛み・・頭痛、腰の痛み、ふしぶしが痛い
お腹・・お腹が痛い、吐く、下痢
咳鼻・・咳、のどの痛み、鼻水

<合併症>
重い合併症もあるので注意が必要です。
 →肺炎、中耳炎、心筋炎、脳炎など

<家庭で気をつけること>
1 休む:家でのんびりして、充分な睡眠をとるのが一番のクスリです。
2 保温:寒くない程度の暖房、暑すぎない程度の調節をしましょう。
3 食事:食欲はなくてあたりまえ。好きなものを食べれる範囲で。
4 入浴:熱が高くない時を狙って、サッとはいってもいいでしょう。
5 感染:とてもうつりやすいので、解熱後2日たつまでは、お友達と遊ばない。

<いつ病院に行くか?>
2〜3日以上高熱が続くようなら、受診しましょう。 元気がなくなった、何度も吐く、咳で夜眠れない、などいつもと違うぞと思ったら、早めに受診して下さい。

<幼稚園・学校>
出席停止です。治癒証明が必要なので、解熱後2日以上たってから医師の証明をもらって下さい。

<予防方法>
一番の予防方法はワクチンです。流行前の11月から12月中にやっておきましょう。1〜4週間間隔で2回の接種が必要です。
ワクチンをせずに流行期になってしまったら、次のことに気をつけましょう。
1 人混みに近づかない
2 手洗い
3 睡眠を充分にとり、体力保持に勤める
4 マスクもある程度効果が期待できます
●嘔吐下痢症
<どんな病気ですか?>
冬に乳幼児がよくかかる病気です。主に、ロタウイルスやアデノウイルスなどによってうつる病気です。突然吐き始め、続いて下痢(クリーム色〜白色)になります。熱が出ることもあります。1週間くらいでよくなります。

<治療の基本>
薬も処方しますが、家庭での食事療法が大切です。吐き続けるときや脱水が強いときは、点滴や入院が必要になります。
吐いたときの食事は、こちら。
下痢のときの食事は、こちら。

<こんな時は早めに診察を>
・1日以上吐き続けるとき
・元気がなく、顔色が悪いとき
・唇が乾いて、おしっこが少ないとき
●おたふく風邪(流行性耳下腺炎)
<どんな病気ですか?>
耳の下(耳下腺)が腫れて痛がります。たいてい左右とも腫れますが、片側だけの時もあります。腫れは1週間でひきます。熱が出ることもありますが、3〜4日で落ちつきます。

<治療>
熱や痛みをおさえる薬を処方します。痛いときは冷湿布をしてもよいでしょう。

<家庭で気をつけること>
1 食べ物:すっぱいものやよく噛まなければいけないものは避けましょう。
2 入浴:高い熱があるときや痛みが強いとき以外は、かまいません。

<幼稚園・学校>
腫れがひくまでは他の子にうつります。約1週間かかります。登園・登校には治癒証明が必要です。

<こんな時はもう一度診察を>
1 頭痛が強く、何度も吐くとき(髄膜炎を合併することがあります)
2 1週間たっても腫れがひかないとき(他の病気を疑います)
3 熱が5日以上続くとき(他の病気を疑います)
4 耳の下の腫れが赤くなったとき(化膿性耳下腺炎を疑います)
5 睾丸を痛がるとき(睾丸炎を合併することがあります)

<予防法>
ワクチンがあります。1歳以上なら受けることが出来ます。
●蟯虫症
蟯虫は長さ1cmの白い寄生虫で、夜間眠っている間に肛門周辺に卵を産みつけるため、かゆみを伴います。
幼稚園、小学校などの集団生活や家族内で感染することが多く、蟯虫検査で陽性と出たときには、お子さんだけでなく家族全員で駆虫剤を内服しなければなりません。

<治療>
コンバントリンという駆虫剤を内服します。2週間間隔で2回、家族全員で内服します。
蟯虫の卵が、ふとんや寝室に落ちていることがあるので、ふとんを干したり、掃除機を使って念入りに掃除もして下さい。
●クループ
<どんな病気ですか?>
風邪をきっかけにして、声帯(声を出すところ)のまわりが腫れて、犬が吠えるような咳(オットセイの声のような咳)がひっきりなしに出ます。腫れがひどいと呼吸が苦しくなることもあります。夜、突然起こることが多いようです。

<治療>
くすりを蒸気にして吸入させ、のどの腫れをひかせます。息苦しいときには入院する必要があります。

<家庭で気をつけること>
1 室内の加湿:湯気をたてる、加湿器を使うなど、空気を湿らせておくことが大切です
2 呼吸状態の観察:息苦しそうになるようでしたら、(救急)病院を受診して下さい。
3 食べ物:息苦しさがなくなったら好きなものを。
4 入浴:息苦しいときや高い熱の時以外はかまいません。

<こんな時はもう一度診察を>
1 息苦しそうになったとき
2 強い咳で眠れないとき
●手足口病
<どんな病気ですか?>
その名のように、手のひら、足のうら、口の中に小さな水ぶくれができる病気です。おしりやひざにできることもあります。乳幼児の間で流行します。以前にかかったことのある子でもまたうつる場合があります。熱はないか、あっても微熱程度ですみます。手足の水ぶくれは痛がりませんが、口の中が痛くて食べられなくなることがあります。

<治療>
治療をしなくても自然に治る場合がほとんどです。熱やのどの痛みがあるときにはそのくすりを処方します。

<家庭で気をつけること>
1 食べ物
口の中が痛いときは、しみないものを与えましょう。熱いもの、塩味や酸味の強いもの、かたいものは控えます。
2 入浴
熱がなく元気ならかまいません。

<保育園・学校>
行ってよいかどうかは、症状しだいです。主治医の指示に従いましょう。
(手足口病は、症状が軽いことが多く、また、感染期間が約1カ月と長いため、最近では感染予防としての隔離はあまりしなくなりつつあります。)

<こんな時はもう一度診察を>
1 口の中が痛くて、水分を取れないとき
2 高い熱が3日以上続くとき
3 吐いてぐったりしているとき
●突発性発疹
<どんな病気ですか?>
生後4〜5カ月から1歳ぐらいの赤ちゃんが、突然高い熱を出して3〜4日続きます。生まれて初めての熱であることが多く、咳や鼻水は出ません。熱が下がると、体中に発疹が出ます。便もゆるくなります。機嫌も少し悪くなります。

<治療>
熱が高くて機嫌が悪ければ解熱剤を処方します。

<家庭で気をつけること>
1 高い熱
とても高い熱が続きますが、熱で頭がおかしくなることはありませんから、あわてないように。熱が続くあいだは赤ちゃんがすごしやすいようにして下さい。
2 ミルク
飲みが少なければ、うすめてみてはいかがでしょう。イオン飲料や果汁の方を好むなら、それでもいいですね。熱があるので、水分を充分に与えましょう。
3 離乳食
食べるならいつもどおりに。
4 入浴
高い熱のあるときや元気のないとき以外は、発疹があっても入浴してよいでしょう。

<こんな時はもう一度診察を>
1 ひきつけたとき
2 水分をとらず、ぐったりしたとき
●はしか(麻疹)
<どんな病気ですか?>
予防接種をうけていない1歳前後の赤ちゃんが多くかかります。うつる力がとても強く、とても重い病気です。

1 はじめの2〜3日は、熱、咳、鼻水、目やになど、かぜと同じ症状で、この時期に”はしか”と診断するのは難しいものです。
2 いったん熱が下がり、再び高熱が出ると同時に、全身に発疹が現われます。
3 発疹が現われてからも、さらに4〜5日高熱が続きます。

<家庭で気をつけること>
1 高い熱
熱が続くときは熱さましや氷枕を使って快適にすごせるようにして下さい。「はしかは冷やすな」というのは迷信です。
2 強い咳
咳止めを処方しますが、それでも強い咳が続きます。
3 食べ物
食欲がなくなるので水分を十分に補い、消化のよい、口当たりのよいものを与えるようにしましょう。
4 入浴
発疹が薄くなり、咳も少なくなって熱がなければ、入浴してもよいでしょう。

<次の診察は?>
はしかは肺炎や脳炎を合併することがるので、治まるまでは目が離せません。先生に指示された日時に受診して下さい。

<他の子にうつしたかもしれない>
予防接種をうけていない子がはしかのこと接触したときは4〜5日以内にガンマグロブリンの注射をうければ発病を防ぐ(または軽症化する)ことができます。早めに知らせてあげましょう。
●反復性耳下腺炎
<どんな病気ですか?>
耳下腺の腫れる病気は、おたふくかぜだけではありません。反復性耳下腺炎は、おたふくかぜにとてもよく似ていますが、次の点が少し違います。

1 片方だけ腫れる(おたふくかぜは片方のことも、両方のこともあります)
2 熱は出ない
3 痛みはかるく、2〜3日で治る
4 うつらない
5 何度も繰り返す

でも、耳下腺の腫れはじめに、反復性耳下腺炎かおたふくかぜかを判断するのは無理です。

<治療>
痛みが強いときは薬を処方します。

<家庭で気をつけること>
1 食べ物
痛みが強いときはすっぱいものは避けた方がよいでしょう。たいてい痛みは軽いので、何を食べてもかまいません。
2 入浴
入ってかまいません。

<保育園・学校>
初めは、おたふくかぜと区別がつかないので、一応おたふくかぜと考えて休ませなくてはなりません。 これでは耳の下が腫れるたびに休むことになります。 血液検査でおたふくかぜの免疫があるとわかれば、次に腫れたときは休まなくてすみます。
●百日咳
<どんな病気ですか?>
予防接種(三種混合)をうけていない子がかかります。赤ちゃんにとっては危険な病気です。最初は普通のかぜとかわりませんが、次第に咳が多くなり、顔を真っ赤にして激しく咳込むようになります。1〜2週目頃が最も席がひどいときで、3〜4週目頃になると少しずつ軽くなってきます。熱は出ません。生後6ヵ月以下の赤ちゃんでは咳のために息ができなくなってしまうことがあり、入院が必要となります。

<治療>
百日咳に有効な抗生剤と咳止めを処方します。それでも強い咳は続きます。

<家庭で気をつけること>
1 食べ物
咳込んで吐くので、1回量は少なく、回数を多くして、消化のよいものを与えましょう。
2 入浴
咳が軽くなって、機嫌や食欲が普通になれば、入ってかまいません。

<こんな時はもう一度診察を>
1 咳込みがひどく、息が止まりそうになるとき
2 せきで何度も吐いて、元気がないとき
3 熱が出たとき

<保育園・学校>
百日咳特有の咳が消えるまでは休ませること、と決められています。診断から約3週間ぐらいと思って下さい。

<赤ちゃんにうつさないで!!>
百日咳の子を赤ちゃんに近付けてはいけません。
●風疹
<どんな病気ですか?>
数年おきに流行します。うつってから2〜3週間後に、赤くて小さな発疹が体中に出ます。熱はちいさな子は、あまり出ません。年長児や大人は高熱が続くことがあります。いずれにしても3日で治ります。「3日ばしか」とも言われますが、はしかとは関係ありません。

<治療>
頭痛や関節痛、発熱がみられるときには熱さましや痛み止めを、かゆみが強いときはかゆみ止めを処方します。

<家庭で気をつけること>
熱がなくて元気でも、発疹が消えるまでは家の中にいて下さい。食事その他、いつもと同じ生活でかまいません。

<こんな時は診察を>
1 ぐったりして元気がないとき
2 熱が3日以上続くとき

<保育園・学校>
熱もなく発疹がすべて消えたら行ってかまいません。治癒証明が必要です。

<妊婦に近づかないで!!>
妊娠初期に風疹にかかると、産まれてくる赤ちゃんの目や耳や心臓に障害をきたすことがあります。風疹の子を、妊婦や妊娠しているかもしれない人に近づけてはいけません。妊婦が風疹にかかったかもしれないと心配になったら、産科の先生に相談してみましょう。
●プール熱(咽頭結膜熱)
<どんな病気ですか?>
夏にプールを介して学童のあいだに流行するので「プール熱」といわれています。プールに入らなくてもうつります。39〜40℃の高熱が4〜5日続き、のどの痛みが強く、目も赤くなります。さらに頭痛、吐き気、腹痛、下痢を伴うこともあります。

<治療>
熱やのどの痛みをおさえる薬を処方します。

<家庭で気をつけること>
1 高い熱
何日も高熱が続くので不安になるでしょうが、熱さましを使いすぎないように気をつけて、なるべくすごしやすくしてあげましょう。
2 食べ物
のどは痛いし熱も高いので、食欲がないのは仕方ありませんね。プリンやゼリー、アイスクリーム、冷ましたおじや、とうふ、グラタンなどはいかが?
3 水分
水分は十分に飲ませて下さい。麦茶やイオン飲料、牛乳、みそ汁、ポタージュスープなどがよいでしょう。
4 入浴
高い熱があるときや元気がないとき以外は、がまんする必要はありません。

<こんな時はもう一度診察を>
1 のどの痛みが強くて水分をあまり飲まなくて、ぐったりしているとき
2 高い熱が3日以上続くとき
3 元気がなくてぐったりしているとき

<保育園・学校>
熱が下がってのどの痛みがなくなるまで、5〜7日ほど休ませましょう。治癒証明が必要です。
●ヘルパンギーナ
<どんな病気ですか?>
乳幼児のあいだで流行する夏かぜの一種で、38〜40℃の高熱が2〜3日続きます。のどの奥に小さな水ぶくれができて痛いので、食べられなくなります。ひどいときは水分も飲めなくなり、脱水症になることがあります。

<治療>
熱やのどの痛みをおさえる薬を処方します。

<家庭で気をつけること>
1 食べ物
口の中が痛いときは、かまずに飲み込めるものを与えます。プリン、ゼリー、アイスクリーム、冷ましたおじや、とうふ、グラタンなどがよいでしょう。
2 水分
十分に水分をとるようにしましょう。オレンジジュースなどすっぱいものはしみます。牛乳や麦茶、みそ汁、ポタージュスープなどがよいでしょう。
3 入浴
高い熱があるときや元気のない時以外は、がまんする必要はありません。

<こんな時はもう一度診察を>
1 口の痛みが強くて水分を飲めず、ぐったりしたとき
2 高い熱が3日以上続くとき
3 元気がなくて、ぐったりしているとき

<保育園・学校>
熱が下がって口の痛みがなくなるまで、4〜5日は休ませましょう。
●みずぼうそう(水痘)
<どんな病気ですか?>
水(水疱)をもった赤い発疹が、口の中から陰部、頭の中まで全身に出ます。発疹は2〜3日でピークとなり、その後乾いて黒いかさぶたになります。平均して1週間くらいでよくなります。発疹はとてもかゆく、熱は出たり出なかったりです。

<治療>
かゆみ止めの塗り薬とのみ薬を処方します。発疹が出現して2日以内ならウイルスをやっつける薬を飲むことにより、症状を軽くすませることもできます。

<家庭で気をつけること>
1 かゆいけど
ひっかいてかきこわさないよう爪は短くしておきましょう。赤ちゃんなら手袋をするのもよいでしょう。
2 お風呂
水疱を破らないように注意すれば、入ってもかまいません。
3 食べ物
口の中に発疹ができると痛いので、しみるもの(塩辛いもの、すっぱいもの)はいやがるでしょうね。特に食べてはいけないものはありません。

<こんな時はもう一度診察を>
1 発疹が赤くはれて化膿したとき
2 ぼんやり、ぐったり、元気がないとき
3 4日以上熱が続くとき

<保育園・学校>
お休みして下さい。1週間くらいして全部かさぶたになったら行ってかまいません。治癒証明が必要です。

<みずぼうそうの子に接触したら>
みずぼうそうがうつるのを防ぐために、予防接種をするという方法もあります。接触してから2日以内にうてば、だいたい効果があります。

<みずぼうそうの予防接種>
予防接種をうけておけば、みずぼうそうにかかってもとても軽くすみます。詳しいことは小児科医にご相談下さい。
●溶連菌感染症
<どんな病気ですか?>
溶連菌という細菌がのどに感染して、のどの痛み、熱、体や手足の発疹などが出ます。舌はイチゴのようになります。うつる病気です。

<治療>
のどの検査で溶連菌がいることがはっきりしたら、抗生剤を10〜14日間飲みます。1日か2日で熱が下がり、のどの痛みも消えます。でも途中で薬をやめてしまうと再発します。薬をきちんと飲まないとリウマチ熱や腎炎をおこすことがありますから、指示通りに最後まで飲むこことが大切です。
腎炎は溶連菌の症状が出てから1カ月の間におこってきます。この期間に尿検査をすることがあります。

<家庭で気をつけること>
1 家族にもうつる
兄弟や両親に同じような症状があれば、受診してのどの検査を受けて下さい。(家庭内でうつる確率は約20%です。つまり、5人に1人はうつる計算です。)
2 食べ物
のどの痛いときは、熱いものや辛いもの、すっぱいものは避けましょう。
3 入浴
熱がなければかまいません。

<こんな時はもう一度受診を>
2日以上たっても熱が下がらないとき

<保育園・学校>
お休みして下さい。感染の危険がなくなったことを確認してもらってから登園・登校して下さい。治癒証明が必要です。
●りんご病
<どんな病気ですか?>
ほっぺがりんごのように赤くなるので、りんご病とよばれています。太ももや腕には赤い斑点やまだら模様ができます。頬がほてったり少しかゆくなることもあります。熱は出ません。ただし、大人がかかると、微熱が出たり腰や膝が痛むことがあります。

<治療>
自然に治りますが、かゆみが強いときはかゆみ止めを処方します。

<家庭で気をつけること>
1 食べ物
いつものとおりでかまいません。
2 入浴
かまいません。
3 運動
運動で体が熱くなったり日光に長くあたると、赤みが長引きます。

<こんな時はもう一度受診を>
1 かゆみが強くなったとき
2 高い熱が出たとき
3 元気がなくなってきたとき

<保育園・学校>
頬が赤くなったときは、すでにうつる時期を過ぎているので、行ってもかまいません。

●無菌性髄膜炎
<どんな病気ですか?>
急に発熱(38〜40℃)し、1日数回の嘔吐があり、頭痛を伴うことが一般的です。元気がなくなり、ぐったりします。夏(7月〜9月)に流行することが多い病気です。ほとんどの場合、1週間ほどで、後遺症なく治ります。原因は、ウイルスによることがほとんどです。

<治療>
安静が第一です。症状が強い場合は、入院が原則です。嘔吐が激しくて、水分が取れないときは点滴によって水分補給をします。

<家庭で気をつけること>
発熱、頭痛、嘔吐の3症状がそろったときは、医師の診察を受けましょう。

<こんな時はもう一度受診を>
はじめは、風邪の症状でも、あとから症状がそろってくることがあります。そんなときには、もう一度受診して下さい。

<保育園・学校>
完全に症状がなくなり、医師の許可がでてからにしましょう。
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